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【アメリカ】カリフォルニア州、物流センター従業員の労働安全衛生を強化。作業ノルマを制限

 カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は9月22日、物流センターでの作業ノルマを制限する州法案AB701に署名。同州法が成立した。2022年1月から施行される。

 今回の州法は、Eコマース等で急増する物流センターを保護するための法律。まず、従業員が食事や休憩を取ることができないようなノルマを課すことを禁止。また、食事や休憩、労働安全衛生の法律を遵守したことを理由にノルマを達成できなかったことを理由に、従業員に不利な処遇を行うことも禁止した。

 さらに、従業員に課したノルマと、そのノルマを達成できなかった場合に起こりうる不利益な雇用処分を、雇用主は従業員に書面で説明することを義務化。ノルマを達成できなかった場合ことを理由に不当な処遇をされたとする勤務中もしくは退職後の従業員は、企業側に対し、ノルマの内容と本人の作業量に関する直近90日分のデータを請求することができる。

 加えて、勤務中もしくは退職後の従業員が、差し止め命令による救済を求めて提訴できる制度を認め、従業員側が勝訴した場合は、訴訟費用を被告から徴収することも可能となった。

 当局としても、労働安全衛生局や労働者災害補償局は、特定の事業所が、倉庫業の平均年間災害率の1.5倍以上であることが判明した場合、労働委員会に通知することを義務付ける。
 
【参照ページ】AB-701 Warehouse distribution centers.

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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