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【アメリカ】エクソンモービル、ケミカルリサイクルプラント建設。年3万トンで北米最大級

 石油世界大手エクソンモービルは10月11日、同社初となるプラスチックの大規模ケミカルリサイクルプラントを2021年末までに建設すると発表した。同プラントでは、廃棄プラスチックを年間3万tリサイクルでき、北米最大規模になる見通し。製造する再生ポリマーは、マスバランス方式で製造されたバイオマス原料やリサイクル原料の製品を示すISCC+認証を取得する。

 同社はすでに、同プラントでの廃棄プラスチックのケミカルリサイクルを実証。プラスチックを日量50t処理でき、廃棄プラスチック1,000tからプラスチックバッグ2億個を生産した。

【参考】【アメリカ】エクソンモービル、ケミカルリサイクルを大規模展開へ。2021年後半から再生ポリマー販売(2021年3月2日)

 同社は今後5年間、世界全体でのリサイクル能力を50万tまで拡張予定。欧州では、ケミカルリサイクル英Plastic Energyと協働し、フランス・ノートルダム・ド・グラヴァンションでリサイクルプラントを2023年稼働予定。廃棄プラスチックを年間2.5万tをリサイクルでき、リサイクル容量は3.3万tまで拡大できる。同社はその他、オランダ、米国南部、カナダ、シンガポールにも展開予定。政策や規制動向に即応できるよう備えるという。

 また同社は、廃棄プラスチックの回収・分別需要に対応するため、ノルウェー・ケミカルリサイクル技術Agilyxとともに合弁会社Cyclyx Internationalを設立。大量の廃棄プラスチックのリサイクル前処理を行い、エクソンモービルのリサイクルを支援する。エクソンモービル以外の企業向けにも、サービス提供予定。

【参照ページ】ExxonMobil to build its first large-scale plastic waste advanced recycling facility

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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