
化学業界のカーボンニュートラルCEOイニシアチブ「グローバル・インパクト連合(GIC)」は2月18日、自動車用プラスチックのサーキュラーエコノミー実現に向けたパイロットプロジェクトを開始したと発表した。
グローバル・インパクト連合(GIC)は、世界経済フォーラムが設立した「低炭素排出技術(LCET)イニシアチブ」が前身で、2023年11月に独立団体「グローバル・インパクト連合(GIC)」として発展的に発足。化学業界での温室効果ガス排出量削減と、廃プラスチックのリサイクル率を高める廃棄物処理の新技術開発に重点を置いている。
GICの加盟企業は、BASF、コベストロ、三菱ケミカルグループ、SABIC(サウジ基礎産業公社)、ソルベイ、ライオンデルバセル、クラリアント、スエズ。2025年1月には、LG化学が加盟し合計9社となった。
【参考】【国際】スエズ、グローバル・インパクト連合に加盟。化学業界ネットゼロ・サーキュラー化促進(2024年9月20日)
今回の発表は、ELV(使用済自動車)のプラスチックリサイクルのサプライチェーン構築を目指すためのもの。化学及びリサイクル業界の8社、BASF、コベスドロ、LG化学、ライオンデルバセル、SABIC、スエズ、ソルベイグループのサイエンスコ、三菱ケミカルグループが参加する。
EUでは、ELVプラスチックは、毎年8億t以上が焼却または埋め立てられており、ELVプラスチックのリサイクル率は19%しかない。立法審議中のELV規則では、2030年までに新車のプラスチックの25%をリサイクル材料から調達し、そのうち25%はELVからのリサイクルからの調達が義務付けられる案となっている。
【参考】【EU】欧州委、自動車産業アクションプラン発表。自動運転開発やEV導入促進を強化(2025年3月6日)
同プロジェクトでは、オランダとドイツで実施され、ELV100台からプラスチックを選別し、10種類のポリマーと自動車部品に分類、各社がそれぞれの技術でリサイクルを実施。解体、粉砕を行う事業者、選別施設を巻き込み、大規模なネットワークを構築することでELVのリサイクルシステムの実現可能性を検証する。
【参照ページ】Groundbreaking Automotive Plastics Circularity Pilot Launched
【参照ページ】LG Chem Joins Global Impact Coalition
【参照ページ】Global Impact Coalitionが低炭素社会の実現を目指して、欧州で使用済み自動車のプラスチックリサイクルプロジェクトを開始~世界的な化学メーカー等7社が共同で行う世界初の実証実験~
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