
三井化学傘下のプライムポリマーとイノアック住環境は10月19日、マスバランス方式によるケミカルリサイクルポリエチレン(PE)「Prasus」を活用し、ポリエチレンパイプの水平リサイクルスキームを構築したと発表した。従来PE比で温室効果ガス排出量を約50%削減できる見込み。
今回のスキームでは、イノアック住環境のポリエチレンパイプ製造工場で発生する端材や、回収した自社製パイプをケミカルリサイクル原料として再利用し、ポリエチレンパイプとして活用する。使用済み製品や製造工程で発生する廃材を同種の製品に再生する水平リサイクルにより、資源のサーキュラーエコノミー化を促進する。
イノアック住環境が製造するポリエチレンパイプは、樹脂物性に関する規格要求が設けられている製品が多く、マテリアルリサイクル原料を使用した製品化が困難だった。この課題に対し、両社はケミカルリサイクルの活用を検討し、今回の水平リサイクルスキームを構築。活動を開始する。
イノアック住環境は今後、市場ニーズに応じてPrasusを使用したポリエチレンパイプ製品のラインナップを拡充する方針。顧客の要望に応じた製品提案を進めながら、資源循環の高度化とサーキュラーエコノミーの実現を目指す。
【参照ページ】マスバランス方式ケミカルリサイクルPE『Prasus®』用いたポリエチレンパイプの水平リサイクルスキーム構築
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