アメリカのカジュアル衣料大手Gap Inc.とthe Pearson Foundationは、進学や就職を控えた高校生が自身で目標設定をして達成する力を養うために開発された教育カリキュラム「Plan Ahead」を、無料で配布すると発表した。
Plan Aheadは1学期分のコースで、学問、生活、仕事の分野で明確な目的を設定し、達成するプロセスを学ぶように考案された。カリキュラムは全米学力共通基準「コモン・コア」とも提携し、能力や技術の分析、職業についての学びや、財務の知識向上などに力点を置く。また将来の職業選択の幅を広げるために、ゲストスピーカーを呼んだり、社会での実体験の場を提供する。プログラムを通じ、人生で何をしたいか、何を実現したいか、生徒が正しい情報を得た上で決定する能力を身につけさせる狙い。
Gap Inc. グローバルレスポンシビリティ部門を率いるシニアバイスプレジデントでGap Foundationの代表でもある、Bobbi Silten氏は「若者を多く雇う我々としては、生徒たちが早期に将来の仕事について考え、そのために必要とされる教育や経験などを理解する重要性を認識している。Plan Aheadは生徒たちが将来の計画をたてるために大事な技術と知識を与えられる」とプログラムの意義を語っている。
Plan Aheadは、2010年にサンフランシスコで、サンフランシスコ教育委員会とHirsch & Associatesとの協力のもと、高校1年生(9th Grader)向けに始められた。Gapによると、これまでに15000人が受講し、81%の生徒が卒業と進学に必要な知識を得たり、74%の生徒が目標達成の自身を高めたりするなど、生徒の学力や姿勢に明らかな変化が生んだ実績がある。
【企業サイト】GAP Inc. Community Investment
【プロジェクトサイト】Plan Ahead
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