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【アメリカ】企業による障がい者インクルージョン状況を評価した”Disability Equality Index”が公表

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 US Business Leadership Network(以下、USBLN)およびAmerican Association of People with Disabilities(以下、AAPD)は今年の6月、企業による障がい者のインクルージョン状況を評価した指標、"Disability Equality Index"(以下、DEI)を初めて公表した。今後、同指標は毎年公表される予定だ。

 DEIは米国の大手企業による障がい者のインクルージョン方針や実施状況を包括的に評価した客観的な指標だ。企業は同指標を活用することで自社の改善点を特定することができるだけではなく、高いスコアを得ることでダイバーシティ、インクルージョン分野における自社の評判を高めることもできる。

 今年のDEI 2014は「フォーチュン1000」に含まれる企業のうち80社を対象としており、100点中満点を獲得した企業が19社あった。主要な評価項目は「企業文化とリーダーシップ」「企業全体へのアクセス」「雇用慣行」「地域社会との関わりと支援サービス」の4分野で、障がい者への取り組みを包括的に評価される。100点満点を獲得した企業の中には、ブーズ・アレン・ハミルトン、コムキャスト、アーンスト&ヤング、JPモルガン・チェース、PwC、P&G、スプリント、スターバックスなどが含まれる。

 AAPDのCEOで今回のDEI諮問委員会の共同会長も務めたHelena Berger氏は「ビジネス界と障がいのある人々との協働の結果を心から嬉しく思う。これは共通の目標に向かって人々が協力することで何が起こるかを示す真の証だ。私はこのイニシアチブが今後数年で米国の障がい者インクルージョン慣行を取り巻く状況を変え、25年前にAmericans with Disabilities Actで定められた障がいのある人に対する平等な雇用機会の実現という約束を果たす大きな助けと強く信じている」と語った。

 米国では近年企業のダイバーシティをめぐる議論が活発化しており、法的な規制への対応を超えて、企業が競争力向上の一環として自主的により多様なワークフォースの構築を推進する動きが高まっている。今年から始まったこのDEIも、そうした企業のダイバーシティ推進状況を図るベンチマークとして幅広く活用されることが期待される。DEIの上位企業を含む公式リストは、下記サイトから確認可能。

【参考サイト】Disability Equality Index 
【参照リリース】US Business Leadership Network Inaugural Disability Equality Index Survey Results Released
【団体サイト】American Association of People with Disabilities (AAPD)
【団体サイト】US Business Leadership Network

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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