食品・消費財世界大手英蘭ユニリーバは2月28日、紅茶ブランド「PG Tips」のティーバッグ素材を2018年までに全て植物由来で生分解可能なものに切り替えると発表した。従来のティーバッグはほとんどが紙製だが、ティーバッグを貼り付けるため少量のポリプロピレンを使用するのが紅茶業界では一般的。しかし、ポリプロピレンに変わる新素材はコーンスターチ由来で100%生分解可能。他の食品ゴミとリサイクルしたり、家庭のコンポストに廃棄したりできる。PG Tipsでは、長く植物由来素材を研究しており、すでにカナダやポーランド、インドネシアで一部製品について採用していた。
PG Tipsブランドは、環境負荷削減に依然から積極的に取り組んでおり、同ブランドの茶葉は2012年4月から全てレインフォレスト・アライアンス(RARELY)認証を取得。大手紅茶ブランドの中で一早く認証取得茶葉に切り替えた。