国連国際防災戦略(UNISDR)は3月1日、2015年3月に仙台で開催された第3回国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組(Sendai Framework for Disaster RiskReduction 2015-2030)」に基づき、包括的な情報収集・開示の取り組みを開始した。オンラインデータ開示ツール「Sendai Framework Monitor」を公開した。
仙台防災枠組は世界187ヶ国が採択し、達成ターゲットとして、(1)死亡者数、(2)被災者数、(3)経済的損失、(4)重要インフラの損害、(5)防災戦略採用国数、(6)国際協力、(7)早期警戒及び災害リスク情報へのアクセスの7つを定めた。このうち前の3つが結果目標、後の3つが行動目標となっている。
今回公開されたSendai Framework Monitorには、国連加盟各国の死亡者数、被災者数、経済的損失、重要インフラの損害、防災戦略採用国数の5つが掲載されている。
アントニオ・グテーレス国連事務総長は1月31日、元外務省の水鳥真美氏を、防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表として、国連国際防災戦略事務局(UNISDR)のトップに任命。現在、水鳥氏のリードのもとで仙台防災枠組が推進されている。
【参照ページ】UN launches effort to collect data on disaster losses
【フレームワーク】仙台防災枠組
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