IT世界大手独SAPは9月5日、国連本部の場で、世界中の貧困地域へのプロボノ社員派遣ネットワーク「Corporate Champions for Education」を設立したと発表した。米NGOのPYXERA Globalが展開する「社会サバティカル制度」を用いたプロボノ派遣にSAPが資金援助し、幅広い企業に参加を呼びかける。
SAPとPYXERA Globalはすでに過去7年間連携しており、SAPは「社会サバティカル制度」を導入し、PYXERA Globalにプロボノ社員を供給していた。PYXERA Globalのプロボノ活動では、経歴が異なる複数人でチームを組み、貧困地域での短期間のプロジェクトに参加するというもの。とりわけ、若者や壮年のデジタル教育に力を入れてきた。しかし、プロボノを必要とする貧困地域は非常に多いとし、他社にも参加を呼びかけた。Corporate Champions for Educationでは、企業の垣根を越えチームを組み、課題解決に当たる。
SAPは今回のプロジェクトの開発と運営費用を拠出。事務局はPYXERA Globalが務める。参加企業は参加者毎に、旅費、滞在費、食費、研修費、現地サポート費等のための固定価格が設定されている。
【参照ページ】SAP Launches Multi-Company Collaboration to Support Agenda 2030 Through Skilled Volunteering
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