米エネルギー省(DOE)は5月16日、同省エネルギー効率・再生可能エネルギー部が展開している「Better Buildings Initiative(ベター・ビルディング・イニシアチブ」の2018年末までの進捗状況を発表した。同イニシアチブには2012年の発足から今日までに官民合わせて900機関以上が参加しており、累計84億米ドル(約9,200億円)分のエネルギーコスト削減を実現したと公表した。
同イニシアチブは、複数のプログラムを走らせている。まず、2022年までに不動産の省エネを20%以上を向上させる「ベター・ビルディング・チャレンジ」では、360機関以上が参加し、4億米ドルのエネルギー・コスト削減を実現。同プログラムには、金融機関も「Financial Allies」という形でファイナンスを支援しており、ファイナンス総額は190億米ドルにのぼった。そのうち、ゼネラル・ミルズ、ラスベガス・サンズ等20機関は、20%以上向上の目標をすでに達成した。
工場での「ベター・プラント」では、2022年までに米国での向上の省エネを25%以上向上することを目標としており、215社が参加。累計53億米ドルのエネルギー・コスト削減を実現した。
他にも、不動産や工場以外での省エネ推進を行う「ベター・ビルディング・アクセレレーター」には220社が参加。設備改善で不動産の省エネを支援する「Better Buildings Alliance Technology Campaign」では2018年だけで2億米ドルのコスト削減に寄与した。
【参照ページ】Energy Department Celebrates Energy Savings and Accomplishments of Better Buildings Initiative Partners
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