
米証券取引委員会(SEC)の投資家アドバイザリー委員会(IAC)の下に設置されているInvestor as Owner Subcommitteeは5月14日、SECに対し、ESG情報開示をルール化するよう勧告した。投資家が必要としているESG情報を発行体に開示させるようにすることは、レベルプレーイング・フィールドを確立する上でも重要であり、株価にも寄与すると主張した。
今回の勧告書簡では、IACは2016年、2018年、2019年の3期、ESG情報開示について議論してきたが、関係者からのヒアリングでは一貫して投資家は、投資意思決定や議決権行使において、ESG情報を考慮していると意見が出ていると指摘。すでにマテリアルなものになっていると言及した上で、マテリアルな情報を投資家が入手できるようにすることは不可欠との考えを示した。
今回の書簡は、ESG情報開示をルール化するメリットについて、投資家が必要とする情報の提供、発行体に情報開示の公式フレームワークを提供、米国の全発行体にレベルプレーイング・フィールドを提供、米国発行体への資金流入、米国資本市場におけるESG情報をSECとして管理可能なものにできる、の5つを挙げた。
さらに同書簡では、ESG情報開示は訴訟リスクの観点から難色を示す声があることも理解しつつ、それでも原則ベースの情報開示についてはすでに法定開示書類の中でも導入されており、その難色は言い訳にはならないという念押しもしている。
【参照ページ】Recommendation from the Investor-as-Owner Subcommittee of the SEC Investor Advisory Committee Relating to ESG Disclosure
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