欧州飲料大手コカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズ(CCEP)は11月4日、段ボール包装米ウェストロックと協働し、紙製でリサイクル可能なパック販売用の梱包素材「CanCollar Eco」の生産を開始したと発表した。
同社は、包装・容器における不要またはリサイクル困難なプラスチック使用をなくし、西欧全体で未使用プラスチックの使用を年間1.1万t削減するマイルストーンを設定。今回のアクションはその一環。
11月には、スペイン・バレアレス諸島で流通が開始。従来のプラスチック製パック販売用梱包からCanCollar Ecoへの切り替えで、年間18t以上のプラスチック消費量削減に繋がるという。同社は、接着剤を使用しない紙製のパック販売用梱包についてもバルセロナ工場で製造。CanCollar Ecoと併せ、2020年末までに西欧の二次包装でリサイクル困難なプラスチックを4,000t以上削減する考え。
CCEPとコカ・コーラ・カンパニーは、サステナビリティ共同目標を設定。2025年までに販売する全ての缶・ボトルを回収することや、すべての包装・容器を100%リサイクル可能にすること、2023年までにペットボトルの原料のうち少なくとも50%は再生素材にし石油由来のバージン原料でのペットボトル製造を10年以内にゼロにすることを掲げている。
【参照ページ】Coca-Cola European Partners begins manufacturing and distributing innovative CanCollar® paperboard packaging solution in Spain
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら