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【国際】PRIのスプリング、自然分野の集団的エンゲージメント・プログラム開始。40社対象

 国連責任投資原則(PRI)は6月26日、自然分野の集団的エンゲージメント・イニシアチブ「スプリング」によるエンゲージメント・プロセスを開始したと発表した。エンゲージメント対象として40社がすでに選定されている。

【参考】【国際】PRI、自然分野の集団的エンゲージメント「スプリング」発足へ。世界40社ターゲット指定。日本は2社(2024年2月13日)

 同イニシアチブにはすでに、PRI署名機関204団体から賛同を表明。賛同機関の運用資産総額は15兆米ドル(約2,409兆円)に上る。賛同機関には、AP2、AP3、AP7、AVIVA Investors、Brunel Pension Partnership、Pension Danmark、ゼネラリ保険、ストアブランド、Achmea、SCOR、マニュライフ・インベストメント・マネジメント、Mirova、ロックフェラー・アセット・マネジメント、Robeco、スコティッシュ・ウィドウズ等がいる。日本からは、かんぽ生命保険、日本生命保険、第一生命保険、住友生命保険、大同生命保険、太陽生命保険、三井住友トラスト・アセットマネジメント、野村アセットマネジメント、大和アセットマネジメント、三井住友DSアセットマネジメント、りそなアセットマネジメント、T&Dアセットマネジメントが賛同している。

 エンゲージメント対象企業は、食品・農業、鉱業、自動車、化学、銀行セクターの40社。具体的には、ミネルバ、BASF、ロレアル、ヘンケル、レキット・ベンキーザー、ネステ、BMW、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、ボルボ、BYD(比亜迪)、サンタンデール・グループ、イタウ・ウニバンコ、ジャーディン・マセソン(怡和控股)、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)、中国蒙牛乳業、ゴールデン・アグリ・リソーシーズ、バンジ、マルフリグ・グローバル・フーズ、ノルスク・ハイドロ等。日本企業では、トヨタ自動車と日産自動車が選定されている。

 スプリングは今後数カ月間、エンゲージメント対象40社毎に、機関投資家のエンゲージメント・グループを招集。エンゲージメント対象各社に対するエンゲージメント戦略を策定していく。選定された40社は、自社及びサプライチェーンを通じ、森林減少と土地劣化への関与リスクが高いとみなされている。エンゲージメントでは、土地利用変化リスクの高い地域からの高リスク商品の調達を主なターゲットとし、事業運営、リスク管理、サプライチェーン管理、政府エンゲージメントによる自然への影響とリスクの改善を目指す。

 2024年後半には、第2弾としてエンゲージメント対象を新たに20社選定する予定。また自然分野の他の機関投資家イニシアチブとの連携も強化する。

【参照ページ】Investors engage with corporates on nature policy influence as systemic risks grow

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