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【北米】カナダLi-Cycle、GMとLG化学とEVバッテリー工場残渣リサイクルで合意。95%再生

 カナダのバッテリーリサイクル・スタートアップLi-Cycleは5月11日、GMと、LG化学子会社LGエナジー・ソリューションの次世代リチウムバッテリー開発合弁会社アルティアム・セルとの間で、北米でのリチウムバッテリー工場残渣の回収・リサイクルで合意した。米オハイオ州ローズタウンにあるアルティアム・セルの量産工場で生産されたリチウムバッテリーを最大100%リサイクルする。

【参考】【アメリカ】GM、2025年頃までに30車種をEV化。2.8兆円投資。次世代アルティアムも開発(2020年11月30日)
【参考】【アメリカ】GM、次世代EVバッテリー「アルティアム」開発でSESと提携。コスト60%減と小型化実現(2021年3月16日)

 Li-Cycleは、2016年にカナダ・トロントで創業。同社はすでに北米最大のリチウムバッテリーのリサイクル設備能力を持ち、年間1万tを処理できる。バッテリー発電量に換算すると年間1GWh分にもなる。2022年10月には、資金調達のシリーズCラウンドを成功させ、米ニューヨーク州ロチェスターに世界最大級となる「ニューヨーク・コマーシャル・ハブ」を建設し、さらに海外市場への展開を開始。2021年2月には、特別買収目的会社を活用し、SPAC形態で、ニューヨーク証券取引所へ上場する計画を発表し、2021年第2四半期中に上場を果たす見込み。同社は数々のビジネス表彰も受賞している。

 今回の合意では、2022年に商業運転開始予定のローズタウンの工場で発生するリチウムバッテリーの生産残渣を、Li-Cycleが100%回収し、95%以上をバッテリー原料や類似原料に再生する。同社の湿式製錬技術「Spoke & Hub Technologies」では、従来型の乾式製錬でのケミカルリサイクルと比べ、二酸化炭素排出量を30%削減することもできる。

【参照ページ】Li-Cycle and Ultium Cells LLC Announce Agreement on Recycling of Battery Manufacturing Scrap

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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