Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】ICMA、ISDA、ISLA、コモン・デジタル・ドメインの共同開発で覚書。共通デジタル化枠組み

 国際資本市場協会(ICMA)、国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)、国際証券貸借協会(ISLA)は8月2日、金融商品市場での単一・共通デジタル化モデル「コモン・ドメイン・モデル(CDM)」を共同開発する覚書を締結した。

 今回の覚書では、共同開発に向けたガバナンスの在り方や、CDMのオープンソース・コンポーネントと市場固有コンポーネントに関連する知的財産の在り方で合意。3者が緊密に連携して、将来のデジタル・スタンダードとなるCDMを開発することを決めた。

 3者の状況では、ICMAは、下部組織として発足したCDM運営委員会とともに、レポと債券のCDMプロジェクトの第一段階を7月に完了。債券取引と固定期間のレポ取引の実行、清算、決済を一貫して行えるCDMフレームワークを開発した。

 ISDAは、米商品先物取引委員会(CFTC)や欧州証券市場庁(ESMA)が規定する新ルールに対応したデジタル規制報告書の作成を対象としたCDMフレームワークを開発。CFTCでは、早ければ2022年の本番導入を計画。リスクマネジメントの観点からは、CDMによるリスク、資本、証拠金に関するデータの準備と収集を自動化・合理化できるポテンシャルを指摘している。

 ISLAでは、35社で構成するCDMワーキンググループを発足済み。ISDAが開発したモデルを基に、アロケーション機能の強化、1つの取引に複数の法的合意を関連付ける機能、物理的な決済に不可欠なトランスファー機能の更新等を提案してきている。

【参照ページ】ICMA, ISDA and ISLA sign MoU on the Common Domain Model, laying the foundations for a digital future for financial markets

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。