
世界13機関は11月2日、リジェネラティブ農業を2030年までに世界規模に拡大するためのイニシアチブ「Regen10」を発足した。世界5億人以上の農家と協力する。
Regen10の発足機関は、世界銀行、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)、国際自然保護連合(IUCN)、SYSTEMIQ、IMAGINE、We Mean Business、ローマクラブ、Food & Land Use Coalition(FOLU)、世界農家機関、東アフリカ農民連盟、Future Stewards、OP2B、Sustainable Food Trust(Global Farm Metric)。すでに他の機関や企業からも協力の声が上がっている。
Regen10は、2025年までに構造的な要点への打ち手を見出し、2030年までにリジェネラティブ農業の広範なスケーリングを可能にする3つの分野で行動を起こす。具体的には、農家コミュニティ支援、アウトカムや指標の統一規格の確立、パートナーシップを構築しロードマップを策定の3つ。
Regen10は、最初のアクションとして、今後6ヶ月で、世界の農民コミュニティを動員し、食料システム全体のステークホルダーを巻き込み、2022年の第27回国連気候変動枠組条約締約国会議に持ち込む企画を設計することを決めた。さらに2030年までのゴールとして、リジェネラティブ農業を世界の農地面積と収穫量の双方で50%以上にまで拡大することと、農家人口5億人がリジェネラティブ農業から適正な収入を得られるようにすることを掲げた。さらに、資金として年間600億米ドル(約6.6兆円)の資金確保も目指す。
【参照ページ】Regen10 to work with over 500 million farmers to scale regenerative food production by 2030
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