ベルギー化学大手ソルベイは3月29日、同社高機能ポリスルホン(PSU)熱可塑性樹脂「ユーデル」を活用した医療機器に関し、製品使用後のプラスチックリサイクルで、三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ(MCAM)と協働すると発表した。
今回の協働は、ソルベイのサステナビリティ・ロードマップ「One Planet」と、三菱ケミカルホールディングスのサステナビリティ・ビジョン「KAITEKI」の一環。医療用部品を回収・リサイクルし、再利用できる商流を構築する。
MCAMは、素材の洗浄と浄化に関する知見を提供。ソルベイは、使用済みポリマーの評価を行う。リサイクル後にも、仕様を完全に充足した素材の提供を目指す。
両社はすでに、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)「キータスパイア」等、他の高機能ポリマーのリサイクルでも協働している。