米プリンストン大学のZEROラボ(ゼロカーボン・エナジー・システム研究・最適化ラボ)は5月31日、低炭素イノベーションを加速するための学術研究を応用し、拡張可能なクリーンエネルギー技術開発をすすめる新たなコンソーシアムを創設した。資金プールを集中化し、研究結果を最大化する。
同コンソーシアムには、早速、グーグル、GE、ClearPathの3社が創設メンバーとして参画することが決定。グーグルは、「24時間365日カーボンフリー電力調達」を宣言し、1時間単位の調達電力で、カーボングリーを実現していくことを掲げており、GEは、陸上・洋上風力タービン、ガスタービン、先進原子力発電など、エネルギー技術に関する幅広いポートフォリオを持つ機器メーカーであることが評価された。ClearPathは、エネルギー及び産業部門でのイノベーションが評価された。
同コンソーシアムは、ZEROラボが進めている意思決定に役立つモデルや手法の開発、そして経済や環境等の影響に関する技術評価という2つの研究をサポートする。ZEROラボの研究者は、すでに、長期エネルギー貯蔵、柔軟な地熱エネルギーシステム、炭素回収・貯留(CCS)、商用核融合発電所に関する研究を進めている。
またZEROラボは同時に、企業会員組織「プリンストンE-アフィリエイト・パートナーシップ」も発足。グーグル、GE、ClearPathの3社はこちらにも加盟する。こちらでは、データセンターにおける電力アーキテクチャの最適化、電力網の安全確保、廃棄物の炭素資源化等の分野で、ラボの教授陣と協力関係を構築する。
【参照ページ】Google, GE, ClearPath have joined new Princeton research consortium focusing on low-carbon technology
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