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英科学・イノベーション・技術省は1月31日、オンライン安全法に基づき、同日からサイバーフラッシング(露出)、一部のフェイクニュース、リベンジポルノ、脅迫メッセージ等が刑事犯罪として処罰されると発表した。
今回のオンライン犯罪では、てんかんを患っている当時8歳のザック氏が、てんかん協会のために募金活動をしていた際、当該キャンペーン活動に対するツイッターの悪質な反応が契機となった。てんかん患者の発作を誘発するようにデザインされた画像やGIFでてんかん協会のプロフィールを氾濫させるネット上の荒らし行為が発生。ザック氏は幸い無事であったが、他のてんかん患者数名が、この募金活動をオンラインでフォローした後に発作を起こしたと報告されている。そのためオンライン何千法は通称「ザック法」として知られている。
オンライン安全法の大部分は、SNS企業等の企業に対しコンテンツ責任を当内容となっているが、今回の刑事犯罪に対してはメッセージの投稿や送信をした個人に直接適用される。
他人にわいせつな画像等を送りつける「サイバーフラッシング(露出)」に関しては、性的満足を得るため、もしくは警戒、苦痛、屈辱を与えるために行われた場合、2年以下の懲役を科される。
フェイクニュースに関しては、ネット上のユーザーに軽微でない心理的または身体的危害を与える可能性のある虚情報を意図的に送信した場合も刑事罰を科される。特に、深刻な自傷行為を促したり、助長するようなコンテンツを投稿した個人は、5年以下の懲役を科される。
『リベンジポルノ』として知られる親密な画像の非同意的な共有をした場合は、6ヶ月以下の懲役。さらに加害者が苦痛、警戒、屈辱を与える意図も持っていたことが証明された場合、もしくは性的満足を得るために画像を共有した場合は2年以下の懲役を科される。
オンライン上で殺害予告や深刻な危害を及ぼすと脅迫した場合、新設された脅迫的コミュニケーション罪により、5年以下の懲役が科される。
【参照ページ】Cyberflashing, epilepsy-trolling and fake news to put online abusers behind bars from today
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