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【国際】UNECE、自動車ペダル踏み間違い防止で新規格採択。EVブレーキ技術性能規格も

 国連欧州経済委員会(UNECE)の自動運転車・自律走行車・コネクテッドカー作業部会(GRVA)は6月27日、ペダル踏み間違い加速制御(ACPE)に関する新規則と、電気自動車(EV)の新世代ブレーキシステム導入に関する規制規定を採択した。2025年6月に発効する予定。

 UNECEは欧州にある機関だが、欧州以外の国も加盟しており、自動車分野のグローバル規制を策定している。今回の新規則も日本が提案した。今回の新規則では、車両の前後にある物体を検知し急加速を防止する制御システムの導入を義務付ける。但し、オートマチックトランスミッション(ATM)車でのペタル踏み間違いが多いことから、ATM車のみが義務化の対象となる。

 UNECEによると、高齢ドライバーは若いドライバーよりもペタル踏み間違いが多い。日本では、高齢者がこのミスを犯す確率は他の世代より8倍高い。65歳以上の高齢者は、日本では全人口の30%、ドイツでは23%、フランスでは22%、カナダでは20%、韓国では19%、米国では18%、中国では15%を占めている。

 もう一つのEV新世代ブレーキシステムに関しては、現行の国連規則第13号(大型車用ブレーキ)および第13-H号(小型車用ブレーキ)で規制されている油圧式および空気圧式のブレーキシステムは、化石燃料エネルギーから変換されたエネルギーも活用しているが、EVでは、バッテリーからの電気エネルギーを貯蔵エネルギー(加圧流体)に変換してブレーキに使うため効率が悪くなる。そこで、EV時代に向け、小型車と大型車の両方で新しいブレーキシステムのレイアウトの可能性を検討し、同等の安全レベルを提供するための関連技術規定を定めた。こちらは国連規則第13号および第13_H号の改正された。

【参照ページ】New UN regulations target pedal misapplication and usher in new generation of braking systems for electric vehicles

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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