
 ボランタリーカーボン市場の国際ルール策定イニシアチブ「ボランタリーカーボン市場インテグリティ・イニシアチブ(VCMI)」は6月10日、ブラジル化粧品大手ナチュラ傘下のナチュラ・コスメティックスが、カーボンクレジット使用の国際ルール「主張実践規範」で「プラチナ」認証を取得したと発表した。中南米で初。
【参考】【国際】ICVCM、CCPラベルの取得申請開始。VCMI主張実践規範はCCPラベル取得を実質義務化(2023年9月17日)
 ナチュラは、アマゾン地域の10,191以上の小規模農家と協力し、持続可能な開発と保全活動を支援している。また、世界100カ国以上で600万人以上のコンサルタントや代理店とともにブランド・ファミリーを展開し、世界中に製造・生産拠点を持つ。
 VCMIの基準では、毎年の温室効果ガス排出量の算定・公表、短期的な削減目標設定では科学的に基づく削減目標を設定、長期的な削減目標設定では2050年までのカーボンニュートラルへのコミット、目標達成が順調に推移していることを示す進捗状況の公表、パリ協定と整合性のある政策アドボカシーへのコミットの4つ遵守が必須。その上でICVCMのCCPラベル相当のクレジットが、クレジット購入量全体に占める割合が100%の場合に「プラチナ」が取得できる。
 同社のカーボンクレジット・プログラムでは、アマゾン熱帯雨林21,000haを保全し、470万t以上の温室効果ガス排出量を除去している。
 プラチナ認証取得の第1号は、2月26日のベイン&カンパニーが世界初。ナチュラ・コスメティクスは世界第2号となった。
【参照ページ】Leading global company Natura Cosmetics becomes first emerging market business to achieve a Carbon Integrity Platinum Claim
【参照ページ】Bain & Company makes the inaugural VCMI Carbon Integrity Claim
    
    
	 
	
    
    
    
        
            
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