
IT世界大手米マイクロソフトは4月3日、二酸化炭素除去(CDR)スタートアップのテラドットとの間で、2026年から2029年までの3年間のカーボンクレジット購入契約を締結したと発表した。資金を提供することで、同社の強化型岩石風化(ERW)手法の包括的な科学的モニタリングの促進を支援する。
テラドットのERW手法は、広く入手可能な玄武岩を砕き、広大な農地に散布。大気中の二酸化炭素を少量含む雨水が岩石に降り注ぐことで、自然の化学プロセスによって二酸化炭素の一部が岩石に固定されるというもの。2024年12月には、グーグルからも、20万tの除去・吸収型カーボンクレジットを事前予約購入の契約を締結した。
【参考】【アメリカ】グーグル、再エネ建設と岩石利用CDRに資金動員。マイクロソフトも5GW建設へ(2024年12月15日)
今回の発表では、マイクロソフトは1.2万tの除去・吸収型カーボンクレジットを2026年から2029年までの3年間で購入する。また、サンプリング密度を向上させ、水システム及び流域モニタリングを実施し、ERWが自然システムに与える影響を詳細に分析する研究と、将来の展開に向けてより拡張性高く、費用対効果に優れた測定アプローチを開発する研究も支援する。
テラドットは、プロジェクト現場と採石場の近さと、熱帯気候による雨量の多さから風化プロセスが促進されることからブラジルで実証実験を実施。ブラジルで2,000haに以上の土地に約5万tの岩石を散布済み。2025年後半に同社初のクレジットを発行する予定。
【参照ページ】Terradot Signs 12,000T CDR Deal with Microsoft to Advance Critical Scientific Foundations for Enhanced Rock Weathering
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