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【南スーダン】ネスプレッソ、南スーダン産コーヒーを新たに欧州4ヶ国で販売開始 2016/10/31 最新ニュース

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 食品世界大手ネスレのエスプレッソ事業「ネスプレッソ」は10月10日、昨年フランスで発売を開始した南スーダン産コーヒー「SULUJA ti South Sudan」を、ドイツ、オランダ、スイス、イギリスの4ヶ国でも販売することを発表した。南スーダンは今なお内戦の火種が残る地域だが、ネスプレッソは同国のコーヒー農園主と共に南スーダンのコーヒー産業の再建に力を注いでいる。

 南スーダンは今でもコーヒーが野生で育つ珍しい地域の一つ。ネスプレッソでのコーヒー名となっている「SULUJA ti South Sudan」は、南スーダンのYei地域で最も使用される言語であるKakwa語で「南スーダンの始まり」を意味する言葉だ。このコーヒーはYei地域固有のRobusta種のコーヒーから作られている。長年の内戦により破壊された南スーダンのコーヒー産業の再建に、ネスプレッソは2011年からNPOのTechnoServeと共に、注力してきた。ネスプレッソは自社の「AAA Sustainable Quality™」プログラムに基づいて、これまで約700人の農園主に直接コーヒー農業のノウハウを提供し、生産設備の導入についても教育してきた。その結果、今では同国初となるコーヒー組合が5つ設立されており、Yei地区では湿式精製機(ミル)も新たに6ヶ所に建設されている。この取組により、農園主は所得向上が期待でき、地域の経済発展に寄与していくとしている。

 今回発表された新たに4ヶ国での販売開始の背景には、米国国際開発庁(USAID)が今年初め、ネスプレッソとTechnoServeが実施している南スーダンでの活動に今後3何件で300万米ドル(約3.15億円)以上の投資を決定したことがある。南スーダンの現在の主要輸出品は石油関連製品であり、USAIDはコーヒー事業に投資をすることで、同国の輸出品目の多角化につなげていきたい考えだ。

【参照ページ】Nespresso and local coffee farmers in South Sudan progress in rebuilding coffee industry
【企業サイト】ネスプレッソ

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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