Dr Pepper(ドクター・ペッパー)や7UP(セブンアップ)、Canada Dry(カナダドライ)などのブランドで有名な米国の飲料メーカー大手Dr Pepper Snapple Group(ドクター・ペッパー・スナップル・グループ、以下DPS)は8月15日、5年間に渡る目標の達成状況をまとめた2014年度のCSR報告書を発表した。同報告書によれば、目標のうちいくつかは1年を残して既に達成されているか、既に目標を大きく上回っており、順調な進捗状況がうかがえる。
DPSのCEOを務める Larry Young氏は、「我々の進歩は明らかな結果として顧客や消費者、コミュニティ、ステークホルダーや社員にポジティブなインパクトを与えている。サステナビリティ目標の達成に向けて、我々は卓越したオペレーションを開発しており、それが自社のビジネスに大きなプラスの変化を作り出している。成功するビジネスの鍵とは、好調な時期にいかに振る舞うかではなく、難しい局面においていかに結果を出すかだ。それによりDr Pepper Snappleは継続して市場における勝利を納めてきたし、組織としても改善され続けている」と語った。
同報告書の概要は以下の通りだ。
- 2009年以降、LTIFR(Lost Time Injury Frequency Rate:100万延べ実労働時間当たりの労働時間損失を伴う傷病頻度)を40%削減(目標を25%上回る)
- 過去3年で500万人以上の子どもを支援してきた自社のLet’s Playイニシアチブの更なる拡大(さらに260万人の子どもを支援できる見込み)
- 2007年以降、パッケージの軽量化、リデザインによる6,070万ポンドのペットボトルの削減および、2009年以降で約69,000台のクーラーおよび自動販売機をよりエネルギー効率の高い仕様へと変更
- カロリー削減、包装サイズの縮小、栄養価の改善に取り組むイノベーションのプロジェクト成功とTEN™プラットフォーム(10キロカロリー以下の商品)の全国展開
- 同社のEthical Sourcing Code of Conduct(エシカル調達に関する規範)に基づき、コンプライアンス上のハイリスクにあると特定されたサプライヤーに対して100%監査を実施したことを保証
- S&P500社の中から2年連続でCivic50に選出(ビジネスの操業地域における生活の質を高めるための時間、人材および資源の使い方において)
DPSは7UPやCanada Dryなどをはじめ日本でも馴染みが深いブランドをいくつも展開しているが、コカ・コーラ社と同様に米国を代表する飲料メーカーとしてサステナビリティ活動にも積極的に取り組んでいることはあまり知られていない。同社の活動の詳細を知りたい方はぜひ下記レポートを参考にしてほしい。
【レポートダウンロード】Corporate Social Responsbility Report
【CSR報告書ページ】Dr Pepper Snapple Group Sustainability
【企業サイト】Dr Pepper Snapple Group
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