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【アメリカ】コカ・コーラの最大手独立系ボトラー、WWFとの共同省エネプロジェクトを完了 2015/10/01 最新ニュース

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 米独立系ボトラー最大手のコカ・コーラ・ボトリング・コンソリデーティッド(以下CCBCC)は9月8日、バージニア州にある同社のロアノーク工場が、コカ・コーラとWWF(世界自然保護基金)が共同で取り組んでいた省エネ推進プロジェクト、”Top 10 Energy-Saving Challenge“(10個の省エネチャレンジを完了したと発表した。

 これは、コカ・コーラ・システム(メーカーからボトラーまでコカ・コーラのバリューチェーンを担う一連の企業群)全体におけるCO2排出削減目標を達成するための取り組みの一環で、CCBCCのロアノーク工場は省エネの実践により2004年から12%のCO2排出量削減に成功したという。

 コカ・コーラとWWFは、世界中に存在する850以上の工場の運営効率向上に向けたボトリング会社の支援を目的として2011年1月にこのEnergy-Saving Challengeを開始した。このチャレンジはボトラーに環境負荷の低減とコスト削減を同時に実現できる省エネの実践を促すものだ。ボトリングパートナーは2008年に気候変動目標を発表していた。これは、コカ・コーラが製造オペレーションにおいてシステム全体におけるCO2排出量を安定化させ、2015年までに先進国において5%のCO2排出削減を達成するためのものだ。

 Energy-Saving Challengeを通じて、コカ・コーラとWWFは優先順位の高い10のプラクティスを定めた。これらのプラクティスが全てのボトリング工場で実行されれば、コカ・コーラのCO2排出削減目標の60〜70%を達成することができるという。

 コカ・コーラとWWFが定めた10のプラクティスは以下の通り。

  1. 圧縮空気の漏れに関する定期的な調査と修復
  2. すべての蒸気漏れに関する定期的な調査と修復
  3. バルブを含め、すべての温冷パイプ断熱材に関する定期的な調査と修復
  4. 最小許容レベルに圧縮空気の圧力を低減
  5. 可能な限り圧縮空気ナイフの使用を控える
  6. プラントの照明を高効率のものに変える
  7. すべての空調フィルターを確認、凝縮器・蒸発器コイルを少なくとも年に一度洗浄、プログラム可能なサーモスタットを使用
  8. 復水器の復帰率が少なくとも75%になるよう確認
  9. 全ての制御システムがエネルギー消費量を削減するようにプログラムされていることを確認
  10. 社員研修/参加プログラムを実施

 Energy-Saving Challengeはコカ・コーラとWWFが水の保全をグローバルで推進するために2007年から開始した広範なパートナーシップの一部で、活動の中には製造工場における水使用効率の工場から持続可能な農業の推進なども含まれる。

 コカ・コーラはボトラーまでを含めると世界全体において広範なネットワークを形成しているだけに、1%の削減だったとしても、その取り組みが環境にもたらすインパクトは非常に大きい。引き続き全ての工場において同チャレンジが完了することに期待したい。

【参照リリース】Coca-Cola Bottling Co. Consolidated Successfully Completes “Top 10” Energy-Saving Challenge
【参考サイト】Coca-Cola and WWF partnership
【企業サイト】Coca-Cola Bottling Co. Consolidated
【団体サイト】WWF

(※写真提供:NeydtStock / Shutterstock.com

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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