たばこ世界大手米フィリップモリスインターナショナル(PMI)は5月15日、2017年度のサステナビリティ報告書を公表。その中で、同社の経営戦略「スモークフリー製品」への転換状況も情報開示した。同社は、「煙のない製品」を、社会的インパクトの適切な管理、環境フットプリントの削減、事業の成長の重要な柱と位置づけている。
同社は、2017年度、世界のR&D費用のうち74%を電子たばこ等のスモークフリー製品分野に投入。世界の事業予算の39%が同分野に投じられたことになる。また、スモークフリー製品が販売数全体に占める割合は4.4%に増加し、粗利では13%を占める。同社は、2017年末までに世界で470万人が従来型たばこからIQOSに切り替えたと推計した。
サステナビリティ報告書ではその他、女性管理職率が34.4%、気候変動対応ではCDPのAリスト入り、水対応でもCDPのAリスト入りを果たした。サプライヤーへの環境、社会基準の向上にも積極的に取り組んでいる。
【参照ページ】Philip Morris International Sustainability Report Shows Relentless Business Shift toward Smoke-Free Future
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