米国政府とインド政府は3月13日、インドに米国の原子力発電所を6基建設する共同声明を発表した。プロジェクトの詳細は明らかにされていない。東芝がカナダ投資運用ブルックフィールド・アセット・マネジメントに売却したウエスチングハウスが有力とみられる。
インドは経済成長に伴うエネルギー需要の増加と、石炭火力発電依存の低減を図るため、2024年までに原子力発電の設備容量を3倍に増やす計画。米国とインドは2007年に米印原子力協力を締結し、米国は2008年、「原子力供給国グループ(NSG)ガイドライン」を修正し、インドへの核関連輸出が許可された。2016年には、米国から原子炉をインドに輸出することで合意していたが、2017年にウエスチングハウスが経営破綻するとともに、インド政府でも建設に向けた議論が遅れていた。東芝からの売却後は、米エネルギー長官は、ウエスチングハウスに対する支援を強化していた。
インドは、米国以外でも、2018年にロシアとの間で原子力発電所6基を建設することで合意している。
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