日本マクドナルドは10月28日、人気メニュー「フィレオフィッシュ」で、国際漁業NGOの海洋管理協議会(MSC)が管理している持続可能な漁業認証「MSC CoC認証」を取得したと発表した。日本で販売するフィレオフィッシュのパッケージにMSCの「海のエコラベル」を表示する。
今回同社は、メイン食材であるスケソウダラの冷凍工程を、従来の「2回」から「1回」に変更し、漁獲した魚を素早く加工冷凍し、日本の店舗でフライされるまで凍ったまま届く行程に変更した。従来は、米アラスカ州のベーリング海で獲れた「スケソウダラ」を、一度タイの加工工場で解凍し、加工した後再冷凍していた。今後は、アラスカでの加工工場で素早く骨や皮などを除去し、鮮度を保ったまま冷凍。タイの加工工場では冷凍のまま加工する。これにより、鮮度や美味しさが増すという。フィレオフィッシュは1971年の創業時から販売しており、リニューアルは25年ぶり。
今回の冷凍工程を見直したことで、水消費量を約50%削減できる。また、アラスカで一次加工することで輸送効率も上がり、再冷凍に要していた電力の削減も含め、二酸化炭素排出量を約38%削減できる。魚の内臓などは他製品へリサイクルされることで、魚由来の廃棄物も約5%削減できる。
日本マクドナルドは、依然からMSC認証取得の魚を使用していたが、「MSC CoC認証」を取得する前、MSC取得魚として販売することができなかった。今回同認証を取得したことで、パッケージにも「海のエコラベル」を貼付していく。
【参照ページ】あのロングセラー商品が、25年ぶりにリニューアル!
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