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【マレーシア】GCNMと証券市場、同国をESG投資でアジアの中心狙うアクション発表

 国連グローバル・コンパクトのマレーシア支部「グローバル・コンパクト・ネットワーク・マレーシア(GCNM)」と、マレーシア証券委員会のプロモーション機関「Capital Markets Malaysia」は1月31日、マレーシアのESG投資分野のアジアの中心とするための組織「グローバル・コンパクト・ネットワーク・マレーシア・エクセレンス・センター(CoE)を共同発足する覚書を締結した。

 CoEは、マレーシア上場企業が、グローバル水準で活動を投資家と対話できるようにするもの。ESG投資が東南アジアにも広がる中、上場企業の情報開示のレベルアップを図る。CXO向けの情報開示研修や、投資家との対話の機会も設ける。

 マレーシアは、シンガポールを主なライバルとして、証券市場の活性化に取り組んでいる。ESG投資分野でも、マレーシア証券取引所は、サステナビリティ報告ガイドを発行しており、マレーシア・タクソノミーも研究中。グリーン・スクーク(イスラム債)発行の促進にも取り組んでいる。FTSE Russellと今日で、マレーシア株式ESGインデックス「FTSE4Good Bursa Malaysia Index」も開発してきた。

 マレーシア証券委員会は2019年11月、サステナブルファイナンス振興ロードマップ「Sustainable and Responsible Investment Roadmap for the Malaysian Capital Market」を発行。グリーンボンドやソーシャルボンド、グリーン・スクークやソーシャル・スクーク、マレーシア・タクソノミー、ESG投資金融商品の推進、政府系ファンドでのESG投資増加、海外からの投資呼び込み、グリーンまたはソーシャル企業のIPO支援、国際開発金融機関との連携強化、上場企業のサステナビリティ報告の充実、気候変動を含むESGの取締役会での監督等を掲げていた。

【参考】【マレーシア】証券委、ファンドのESGガイドライン策定。SRIイスラム債のハブ目指す(2018年1月20日)
【参考】【マレーシア】マレーシア証券取引所、サステナビリティ報告ガイド第2版発行。TCFD盛り込む(2018年12月19日)
【参考】【マレーシア】中央銀行、気候変動ファイナンス・タクソノミー案発表。高効率火力発電は盛り込まれず(2020年1月7日)

【参照ページ】GCMY signs an MoU with Capital Markets Malaysia
【レポート】Sustainable and Responsible Investment Roadmap for the Malaysian Capital Market

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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