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【日本】環境省、洋上風力発電で「鳥類のセンシティビティマップ(海域版)」公開。生態系懸念

 環境省は3月26日、洋上風力発電の設置に関し、鳥類に与える影響の大きい区域を示した「風力発電における鳥類のセンシティビティマップ(海域版)」を公開した。バードストライク等を避ける狙い。

 環境省は、風力発電の導入促進が必要であるとしつつも、オジロワシ等の希少猛禽類等がブレードに衝突して死亡するバードストライクが発生していると指摘。採餌環境の変化等がバードストライク以外の鳥類影響も懸念されるとした。

 すでに環境省は、陸上風力発電については、2018年3月に「風力発電における鳥類のセンシティビティマップ(陸域版)」を公表済み。「環境アセスメントデータベース"EADAS(イーダス)"」で閲覧が可能。

 環境省は、「再生可能エネルギーの導入促進と自然環境保全の両立を図るためには、風力発電事業者が事業計画の検討を行う段階から、鳥類に与える影響が大きい区域を認識し、その影響をできる限り回避・低減するよう事業実施区域の選定を行うことが重要」とした。環境省は、風況の良い地域でも、鳥類の生態系に悪影響を与える地域では、風力発電の設置を避けるメッセージを出している。

【参照ページ】「風力発電における鳥類のセンシティビティマップ(海域版)」の公表について

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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