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【ベトナム】ユネスコ、保護区の海洋プラ問題で若者対象に支援・アイデア立案プログラム発足

 国連教育科学文化機関(UNESCO)は7月14日、ベトナムのクーラオチャム生物圏保護区と協働し、同国の海洋プラスチック問題を解決するためのアイデアを若者から募るプログラム「Youth Innovative Ideas for an Ocean without Plastic」を実施すると発表した。応募は若者に限定し、若者からの斬新なアイデアを期待する。

 同プログラムは、UNESCOとコカ・コーラ財団によるイニシアチブ「Youth and Innovation for Ocean Initiative」の枠組に基づき設立。プラスチック廃棄物の分別、処理、リサイクル、再利用の分野で、18歳から30歳までの参加者に対し研修やメンター制度、実地体験、技術・資金支援を提供。その上で、クーラオチャム生物圏保護区での持続可能な開発のためのアイデアを立案する。

 立案されたアイデアのうち、大賞3つには各7,000万ベトナムドン(約32万円)、準賞3つには各1,000万ベトナムドン(約4.6万円)が助成される。同プログラムは、ベトナム全土の若者が最大5人のグループで応募可能。グループの男女比率は、重要な選考事項となる。選考結果は9月末に発表予定、最終発表は11月にハノイで開催される。

 世界では、プラスチックごみが毎年約800万t発生しており、その多くがアジア起因。現在の速度でプラスチックごみが増加し続けると、2050年までに魚よりプラスチックの量が多くなることが危惧されている。

 ベトナムでは、日本の環境省も7月14日、ベトナム天然資源環境省に対し、海洋ごみモニタリングの分野で協力する基本合意書を締結している。支援内容は、人材育成研修の参加枠の拡大、海洋ごみ共同パイロットモニタリング調査の実施、海洋ごみモニタリングに関するマニュアルの作成、モニタリングデータの共有。

【参照ページ】UNESCO LAUNCHES THE PROGRAM ON YOUTH INNOVATIVE IDEA FOR AN OCEAN WITHOUT PLASTIC
【参照ページ】ベトナムとの海洋ごみのモニタリングに関する協力について

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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