東京都に本社を置くBPLabは8月17日、天然繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」の運用を開始すると発表した。BPLabが契約した廃棄物処理事業所で回収したコットン、麻、ウールの天然繊維製品を、水や化学薬品を用いずに、新しい天然繊維資源として再生する。複合素材でも再生できる。
同プラットフォームでは、エレン・マッカーサー財団が掲げる「サーキュラーエコノミー3原則」を中核に据え、循環のためのデザイン設計の提案から行う。3原則は「廃棄物と汚染を生み出さないデザイン」「製品と原料を使い続ける」「自然システムを再生する」。一般社団法人サーキュラーエコノミー・ジャパンとも連携する。
BIOLOGIC LOOPは、設計段階で天然素材を、コットンと麻のグループと、ウールのグループの2つのカテゴリーに分類。BIOLOGIC LOOPに参加した企業・ブランドの製品には色分けされたタグが付き、購入者はそのタグ掲載QRコードから、素材情報や回収・リサイクル方法を知ることができる。
コットンと麻のグループには「グリーン」タグが付けられ、回収した古着等は紡績工場でワタに戻した再生コットン・麻と、色付きのバージンコットン・麻を混ぜ、新しく水や化学薬品を用いずに再生コットンや再生麻の糸や素材にする。ウールには「レッド」タグが付けられ、回収した古着等を紡績工場でワタに戻して、新しく水や化学薬品を用いずに、再生ウールの糸や素材にする。
【参照ページ】捨てない選択。天然繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」始動。
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