国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8月26日、日本政府が2021年度第3次補正予算で決定し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に造成した2兆円の「グリーンイノベーション基金」で、第1号の採択案件を発表した。
【参考】【日本】経産省、2兆円グリーンイノベーション基金の運営基本方針策定。4月以降に公募開始(2021年3月14日)
今回の採択ではまず、グリーン水素に関する「再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造プロジェクト」では、公募の結果、6件の応募に対し、3件を採択した。
- 大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証:旭化成、日揮ホールディングス(最大助成10年間)は
- カーボンニュートラル実現へ向けた大規模P2Gシステムによるエネルギー需要転換・利用技術開発:山梨県企業局、東京電力ホールディング、東京電力エナジーパートナー、東レ、日立造船、シーメンス・エナジー、三浦工業、加地テック(最大助成10年間)
- 再生可能エネルギーシステム環境下での水電解評価技術基盤構築:産業技術総合研究所(最大助成5年間)
また「大規模水素サプライチェーンの構築プロジェクト」では、公募の結果、10件の応募に対し、8件を採択した。
- MCHサプライチェーン実証:ENEOS(最大助成10年間)
- 液化水素サプライチェーンの商用化実証:ENEOS、日本水素エネルギー、岩谷産業(最大助成10年間)
- 液化水素関連機器の研究開発を支える材料評価基盤の整備:物質・材料研究機構(最大助成10年間)
- 直接MCH電解合成(Direct MCH)技術開発:ENEOS(最大助成10年間)
- 水素液化機向け大型高効率機器の開発:川崎重工業(最大助成10年間)
- 大規模水素サプライチェーン構築に係る水素混焼発電の技術検証:JERA(最大助成5年間)
- 既設火力発電所を活用した水素混焼/専焼発電実証:ENEOS(最大助成5年間)
- CO2フリー水素発電実証:ENEOS(最大助成5年間)
【参照ページ】「グリーンイノベーション基金事業/再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造プロジェクト」に係る実施体制の決定について
【参照ページ】「グリーンイノベーション基金事業/大規模水素サプライチェーンの構築プロジェクト」に係る実施体制の決定について
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