世界経済フォーラム(WEF)は12月14日、第4次産業革命に適応した新たな「ものづくり」の新時代を構築するための協議体「グローバル・ライトハウス・ネットワーク」に、グローバル大手企業の25工場が新規加盟したと発表した。
【参考】【国際】世界経済フォーラムの「グローバル・ライトハウス・ネットワーク」、世界15工場が新規加盟(2021年3月22日)
今回新たに加盟した工場は、
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(中国・西安市の2拠点)
- ケンビュー(タイ・バンコク、中国・上海市)
- シュナイダー エレクトリック(インド・ハイデラバード)
- シーメンス (中国・成都市)
- ACG Capsules (インド・ピトンプール)
- アジレント(ドイツ・ヴァルドブロン)
- アモーレパシフィック( 韓国・烏山市)
- アラムコ(サウジアラビア・ヤンブー)
- CATL(中国・麗陽市)
- CITIC Pacific Special Steel(中国・江陰市)
- 華潤建材科技(中国・田陽県)
- GAC AION(中国・広州市)
- ハイアール(中国・合肥市、中国・青島市)
- Hengtong Alpha Optic-Electric(中国・蘇州市)
- Ingrasys(台湾・桃園)
- Taoyuan(韓国・華城市)
- LONGi Solar(中国・嘉興市)
- Mondelēz(中国・北京市)
- ReNew(インド・ラトラム)
- VitrA Karo(トルコ・ボズユック)
- DHLサプライチェーン(米国・テネシー州)
- ユニリーバ(インド・ソーニーパト)
今回の加盟で、全加盟工場は153となった。そのうち56工場はサプライチェーン全体での第4次産業革命を狙う「End-to-Endライトハウス」に、17工場はサステナビリティ分野を含めた第4次産業革命を狙う「サステナビリティ・ライトハウス」に認定されている。
日本の加盟は、日立製作所の日立工場、P&Gの高崎工場、GEの日野工場の3つのみが加盟。そのうちP&G高崎工場は「End-to-Endライトハウス」に認定されている。一方、中国は70工場、韓国と台湾は5工場、ASEANは12工場と多い。日本企業が国際的なパートナーシップに疎いことがわかる。
また、同協議体は同日、生成AIを含む人工知能(AI)が製造業に与える影響を分析した報告書を発表した。過去のパイロットプロジェクトの成功事例、スケーリングのための検証、生成AIがバリューチェーン全体に与える影響の考察等を盛り込んだ。その一環で、新型コロナウイルス・パンデミック時の売上減少を分析した所、同協議体の加盟工場は10%未満の減少に抑えられた企業が85%だったが、非加盟工場は14%しかなかった。
【参照ページ】Factories of the Future Show How to Apply AI to Benefit People, Planet and Performance
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