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【アジア】WMO、アジア気候年次報告書2023年版発表。水害で900万人以上が被災

 世界気象機関(WMO)は4月23日、アジアの気候に関する年次報告書の2023年版を発表した。アジアは2023年に世界で最も気候災害や水害が発生した地域となった。気温では過去2番目に暑い年となった。

 同報告書は、アジアの気候や災害に関するデータを報告したもの。毎年更新され、今回は4回目の報告書となる。2023年の気温は1991年から2020年の気温基準を0.91℃上回り、過去2番目に気温が高く、日本では観測史上最も暑い夏となった。

 高山地帯の氷河の融解速度も過去40年間で悪化。2023年には、ヒマラヤ山脈東部と天山山脈で記録的な高温と乾燥が発生し、氷河の流出が加速した。海水温も年々上昇し、北西太平洋の過去最高を記録した。

 降水量では、中国南西部は旱魃が多発し、2023年の降水量はほぼ毎月平年を下回った。ヒンドゥークシ山脈では冬期の降水量が平年を下回り、インドの夏季モンスーンに伴う降水量は不十分だったと報告した。

 2023年にアジアで発生した水に関わる災害では、8割以上が洪水と暴風雨だった。イエメンでは豪雨とそれに伴う洪水が発生し、30人以上の死傷者を出し、16.5万人以上が被災。アジア全体では79件の水害が発生し、2,000人以上が死亡し、900万人以上が被災した。

【参照ページ】State of the Climate in Asia 2023

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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