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【EU】EU理事会、プラスチックペレット規則採択。欧州議会決議へ。メーカーや流通企業に義務

 EU上院の役割を担うEU加盟国閣僚級のEU理事会は9月22日、プラスチックペレットの環境流出を防止するための新たなEU規則案を採択した。欧州議会も10月に最終採決を予定している。同EU規則は、EU官報掲載の20日後に発効する。同EU規則の大半の規定は発効後2年から適用開始となる。

【参考】【EU】EU理事会と欧州議会、プラスチックペレット流出防止規則で政治的合意。事業者に義務(2025年4月9日)

 同EU規則は、年間5t以上のプラスチックペレットの取扱事業者(製造、加工、保管、物流等)と、EU域内および域外のプラスチックペレット輸送事業者(陸運・海運含む)に対し、プラスチックペレットが自然環境中に流出した場合に、封じ込め及び清掃の即時対応を義務化。EU域外のプラスチックペレット輸送事業者は、EU域内にプラスチックペレットを最初に輸送する前に、EU域内にある指定代理人を指定することを義務付け、指定代理店が同規則の遵守責任を負う。

 また、プラスチックペレット取扱事業者は、プラスチックペレットの流出を防ぐためのリスクマネジメント計画の策定、当局への提出、年次の内部監査を義務付ける。流出時に即時対応するための設備の設置も必須となる。プラスチックペレット取扱事業者とEU及び非EUのプラスチックペレット輸送事業者は、従業員研修、記録保持、ペレット流出量の年次報告も義務付ける。偶発的な流出発生時には、清掃義務も負う。

 年間のプラスチックペレット取扱量が1,500t以上の事業者は、独立した第三者によって発行された同EU規則遵守の証明書を毎年取得することも義務化。但し、取扱量が年間1,500トン以上であっても、EU分類で「小規模企業」に該当する企業は、同EU規則発効後5年以内に、証明書を1回だけ取得すればよい。年間取扱量が1,500t未満の企業と、EU分類で「零細企業」に該当する企業は、証明書の取得は一切不要で、自己適合宣言書を発行するだけでよい。

 EUによると、プラスチックペレットが製造・輸送過程で環境に流出すると、生分解せず、環境や魚介類などの生物に蓄積し、結果的に人間が摂取する可能性があるという。また海洋・淡水・土壌汚染の一因にもなる。現在、サプライチェーン全体での不備により、年間推定52,000tから184,000tのペレットが環境に流出している模様。プラスチックペレットは塗料・タイヤに次ぐ、意図しないマイクロプラスチック流出源として第3位の規模を占めている。

【参照ページ】Plastic pellets: Council signs off regulation to reduce pollution from microplastics

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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