
アメリカの大手食品メーカーGeneral Millsは、2014年1月に入り、主力商品であるチェリオス及びハニーナッツチェリオスから遺伝子組換え作物(GMO)の使用を排除する決定を伝えた。同商品は米国で最も人気のあるシリアルシリーズ。
今回の決定の背景には、アメリカのグリーンプロダクト推進団体、Green Americaの圧力がある。Green Americaはウェブサイト及びFacebook上で、GMO Insideというキャンペーンを展開し、消費者を巻き込んでGMOの使用中止を呼びかけていた。その結果、5万通以上の苦情がGeenral Millsに寄せられたという。General Millsは従来、GMOが健康に悪影響を及ぼすという見解に対し、科学的根拠がなく国際機関や米国の政府機関もGMOに対してお墨付きを与えていると主張してきていた。しかしながら、今回のキャンペーンを前に、「消費者のニーズがあるから」という理由でGMO排除に踏み切った。
もともとGeneral MillsはGMOを多くは使っていなかった。今回焦点の当たったチェリオス及びハニーナッツチェリオスは、原料にGMOがほぼ含まれておらず、転換が容易だっという企業側の思惑もあるようだ。Green Americaは、今回のGeneral Millsの決定に際し勝利宣言を発している。GMOの健康影響についてはまだまだ大きな議論の真っ最中だ。しかしながら、顧客のニーズは企業にとって大きな判断材料となる。今回の一件は、NPOの「プル型マーケティング」の力をまざまざと見せつけた事例だと言える。
【企業サイト】Cheerios 【キャンペンページ】GMO Inside/Cheerios
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