アメリカでオーガニック食品業界が急成長している。投資家向け雑誌であるアメリカのMotley Foolは、先日「オーガニック食品業界が"買い"の5つの理由」(5 Reasons to Buy Into the Organic Market)と題する記事を発表。世界のオーガニック食品業界の市場動向について、アメリカの家庭のうち81%が自身の健康を考えてオーガニックフードを購入、オーガニック食品志向はヨーロッパ、インド、東南アジアでも進み、売上が増大、農業経済学者の予測によるとオーガニック業界規模が今後2倍に拡大、投資家はオーガニック食品業界を投資先に含めるようアドバイスを受けている、と発表した。
インパクト投資家で、サスティナブルな農業を支持するPhilippe van den Bossche氏は、Motley Fool誌の記事を受けて、消費者のオーガニック食品志向は顕著であり、農家に対してオーガニック食品生産に切り替えていく絶好の機会だと促した。
従来、オーガニック食品は一部の富裕層が購入する商品だと思われてきた感があるが、食品の安全性について意識が高まる中、先進国だけでなく後進国でも「安全食品」のブランドを持つオーガニック食品への関心が高まっている。アメリカでは、一般的なスーパーでもオーガニック食品の取扱量を増やしており、オーガニック食品が一般家庭にとっても浸透してきているようだ。日本では、「スーパーの食品=安全」という意識が強いが、食品に対する安全性に懐疑的な海外市場では、オーガニック食品のニーズは高い。
【企業サイト】Advancing Eco Agriculture (AEA)
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