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【アメリカ】エネルギー・資源リスクは未来ではなく、今そこにある危機

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いまだに多くの企業経営者がエネルギー・資源に関する問題は緊急性の高い課題ではないという誤った認識を持っているという現状に警鐘を鳴らすべく、エネルギー・資源に関する調査・分析を手がけるEnergy Pointsは11月19日、グローバルの資源リスクに関するホワイトペーパー”Resource Risk Today’s (Not Tomorrow’s) Problem”を公表した。

同ホワイトペーパーは、水不足、気候変動、そしてエネルギー価格の不安定性など、既に企業の業績に大きく影響を与えているリスク要因、およびそのリスクを軽減可能なソリューションについてまとめたもので、テクノロジーの進歩やビックデータの活用により資源リスクを削減することができる時代になっているにも関わらず、未だに企業はサプライチェーン全体を通じてこれらのリスクにさらされ続けていると指摘している。

Energy PointsのCEOを務めるRoy Stein氏は「エネルギーおよび資源の調達リスクを管理する重要性に対する認識は広まっているが、未だ多くの経営陣はそれらを喫緊の課題と捉えていない。しかしながら、調査で明らかになっている事実を無視することは無責任だ。ただもっと重要なことは、それは決して不可避なことではなく、エネルギーと資源のリスクを正しく把握し、そして削減する努力はできるということだ」と語る。

企業経営者の立場からすると、リスクの削減に向けた取り組みはしばしば多額の資金を必要とし、そして多くの場合は企業経営者自身の在任期間中に成果を見極めることができないという問題も存在するため、どうしても対策が後回しとなりがちだ。

しかし、Morgan Stanleyの元副会長で現在はEnergy Pointsの上席副社長を務めるJon Anda氏は「エネルギーと資源の供給に関する問題は簡単な話ではない。しかし我々は以前より『将来の問題』だと捉えられていた資源リスクに対する戦略がもう明日の話ではなく、『今そこにある危機」であると認識するときなのだ」と語り、企業への具体的な行動を呼びかけた。

資源やエネルギーのような大きな課題に対して企業が具体的な取り組みを進めるためには、まずはリスクの影響度や発生可能性、喫緊性について正しく現状を認識する必要がある。そこで活用できるのがビッグデータなどの最新テクノロジーだ。また、リスクの可視化は効果的なソリューションの開発にも直結する。サプライチェーンリスクに関する分析ソリューションは近年大きく発展を遂げつつあり、提供企業、導入企業の双方にとって新たな機会となっている。Energy Pointsのホワイトペーパーは下記からダウンロード可能。

【レポートダウンロード】Resource Risk Today’s (Not Tomorrow’s) Problem
【企業サイト】Energy Points

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