サステナビリティ報告に関する国際ガイドラインのGlobal Reporting Initiative(GRI)が12月3日、GRIガイドラインに基づいたレポーティング品質の向上に向けて下記の新サービスおよび既存サービスのアップデートを発表している。
The GRI Content Index Service(新サービス)
The Content Index Serviceは、G4に基づいて作成されたレポートのデータの使いやすさ、透明性向上を支援する目的で始まったサービスで、GRIにレポートを提出することで、レポートのContent Indexが正確で、GRI General Standard Disclosure G4-32に則しているかどうかを確認・証明してもらえる。なお、提出するレポートは最終版である必要がある。サービスの詳細は下記から確認可能。
既存のサービスの更新
これまでのApplication Level Check(ALC)はGRI Application Level Serviceに名前が変更され、”Materiality Matters”チェックは、GRI Materiality Disclosures Serviceと改名された。なお、サービス名の変更後もこれらのサービスの内容には変更がないとのことだ。
GRI Application Level Service(GRIアプリケーションレベルサービス):
同サービスはG3とG3.1ガイドラインに基づいたレポートにおいて利用可能で、自身で宣言したアプリケーションレベルに必要な開示項目やデータがレポート内に含まれているかどうかを確認してもらえるサービス。同サービスは2015年12月まで利用可能とのことだ。
GRI Materiality Disclosures Service(GRIマテリアリティ開示サービス):
同サービスはG4に基づいたレポートにおいて引き続き利用可能で、G4-17からG4-27までの一般的な標準開示が正確な形でコンテンツ・インデックスおよび最終レポートの本文内に含まれていることを確認してくれるサービスだ。
G4レポート作成ハンドブック
また、GRIはG4に基づくサステナビリティレポートの作成プロセスをステップごとに解説したハンドブック、”Introducing the GRI Sustainability Reporting Process ? A ‘How-to’ handbook for all G4 reporters.”を新たに用意した。同ハンドブックは、各フェーズにおける活動チェックリストやケーススタディなどが含まれており、GRI E shopにて電子版で購入可能。現在は英語版のみが出版されているが、2015年には他言語での公開もされる予定とのことだ。
【団体サイト】Global Reporting Initiative
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら