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【中国】アップルの主力タッチパネルサプライヤー、2018年までの再エネ100%を宣言 2016/09/09 最新ニュース

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 米アップルは8月17日、同社の主力タッチパネル・サプライヤーである中国のLens Technology(藍思科技)社がアップル社関連事業に利用される電力を全て再生可能エネルギーで調達すると発表した。Lens Technologyは2015年に深圳証券取引所に上場している。

 アップルは昨年1月、サプライヤーを対象とした「サプライチェーン・クリーンエネルギープログラム」を発表しており、今回の内容もその一環。Lens Technologyは2018年末までに全てのアップル向けガラス製品の生産を100%再生可能エネルギー電力で実施する。主力は現地の風力発電電力を購入して調達する。アップル向け製品の100%再生可能エネルギーを宣言したのはLens Technologyが初。現在、Lens Technology社のアップル向けの生産拠点は湖南省に2ヶ所あり、全消費電力を風力発電から賄えば、年間38万世帯の消費電力量に相当する45万トンの二酸化炭素排出量を削減することができる。

 アップルは事業活動を支える中国でのグリーンエコノミー推進に大きく乗り出している。アップルは「クリーンエネルギープログラム」を通じ、2020年までに2GWの再生可能エネルギーを創出し、2,000万トンの温室効果ガス排出量を削減することを目標としている。アップル製品の組立製造を担うフォックスコンは昨年10月に河南省で400MWの容量を持つ太陽光発電設備を設置すると発表しており、80MWの設備が間もなく竣工する予定。

 廃棄物ゼロでは、中国でのアップル製品の最終組立製造を行う全工場14ヶ所で、国際的な独立安全科学企業であるUL社が検証発行する「埋立てごみゼロ(Zero Waste to Landfill)」認証を取得。この認証は、製造過程で生成される工業廃棄物を全て再利用、リサイクル、肥料転換またはエネルギー転換しなければ与えられない厳しい基準。昨年1月に「サプライチェーン・クリーンエネルギープログラム」がスタートして以降、すでに14万トンの廃棄物が埋立処分から回避された。同認証を取得したアップル・サプライヤー工場は今年始めのフォックスコンの觀瀾工場、太原工場が初。その後この日までに12工場でも取得するというスピード展開となった。

【参照ページ】Apple Announces Environmental Progress in China & Applauds Supplier Commitment to Clean Energy

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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