【ノルウェー】公的年金GPFG、台湾・韓国の海運企業や米英核兵器製造等9社を投資除外指定 2018/01/19 最新ニュース

 ノルウェー銀行(ノルウェーの中央銀行)は1月16日、管理下にあるノルウェー公的年金基金GPFGで、環境破壊・人権侵害や核兵器製造との関連を理由に、9社を投資対象から除外することを決めた。除外タイプのESG投資は、ネガティブスクリーニングと呼ばれる。

 GPFGでは、投資除外銘柄は、GPFGの倫理委員会からの提案を受けノルウェー銀行理事会で決定する。倫理委員会は、ノルウェー銀行が選んだ候補者の中からノルウェー財務大臣が選定し、GPFGの投資対象ガイドラインを策定している。倫理委員会が投資ガイドラインに抵触しているとした企業は、理事会は議決権行使等のオプションをまず検討し、それで対処できない場合には投資除外する。今回9社はいずれも投資除外が適切と判断された。

環境破壊・人権侵害

  • 長栄海運(Evergreen Marine)(台湾):海運
  • 大韓海運(Korea Line Corporation)(韓国):海運
  • Precious Shipping(タイ):海運
  • Thoresen Thai Agencies(タイ):海運
  • Atal(ポーランド):不動産開発

 また、同じ理由で、韓国海運Pan Oceanは観察扱いとなった。

核兵器製造

  • AECOM(米国):重電
  • BAE Systems(英国):航空宇宙
  • Flour Corp(米国):プラント・エンジニアリング
  • Huntington Ingalls Industries(米国):造船

 また、同じ理由で、米電子制御大手ハネウェル・インターナショナルも引き続き投資対象から除外されることとなった。

 GPFGは、投資除外企業を定期的に選定。現在、除外指定されている企業は、製品基準での除外と規範基準での除外の2種類ある。製品基準での除外では、石炭関連企業、クラスター爆弾製造企業、核兵器製造企業、たばこ製造企業が、規範基準の除外では、環境破壊、人権侵害、腐敗、戦争・紛争時の個人の権利違反、倫理違反によるものがある。日本企業で除外指定されているのは、石炭火力発電の多い電源開発、北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、沖縄電力と日本たばこ産業(JT)の8社。

【参照ページ】DECISIONS ON OBSERVATION AND EXCLUSION FROM THE GOVERNMENT PENSION FUND GLOBAL
【参照ページ】OBSERVATION AND EXCLUSION OF COMPANIES

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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