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【オランダ】シェル、メタンガス排出で自主規制目標設定。資源量当たり0.2%未満に留める

 エネルギー世界大手蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは9月17日、原油・ガス販売量に占める原油・ガス資源からのメタンガス排出量を2025年までに0.2%未満に抑えるとする新たな目標を発表した。同社は2017年11月、エネルギー商品の純二酸化炭素排出量を2050年までに半減させるという目標を掲げており、メタンガス排出でも目標を設定した形。

 メタンガスは、温室効果ガス(GHG)の一つで、二酸化炭素排出よりも気候変動への影響度が高い気体。通常、二酸化炭素排出量やカーボンフットプリントと呼称される場合、二酸化炭素だけでなくメタンガスや一酸化二窒素等の他の温室効果ガスも含まれ、二酸化炭素の比率で換算されている。国際エネルギー機関(IEA)によると、世界のメタンガス排出量のうち60%が人間の経済活動から排出されており、そのうち13%が原油ガス事業に関係するもの。とりわけ、原油や天然ガスの採掘・生成過程でメタンガスが流出してしまう「メタンガス流出(リーク)」は大きな課題となっている。

 同社は、今回掲げた目標の達成に向け、メタンガス流出を検知するための赤外線カメラの設置、メタンガス流出を防ぐための新技術の開発、高ブリード空気圧(high-bleed pneumatic)なコントローラーを低排出の代替品への切替等を進めていく。

 現在のシェルのメタンガス排出の状況は、0.01%から0.8%と計算されており、これを継続的に0.2%未満に留まるよう抑える。この「メタンガス排出」には、自然流出、放出、フレアやタービンでの不完全燃焼等を全て含む。

【参照ページ】Shell announces methane emissions intensity target for oil and gas assets

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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