
国際的なカーボンオフセット基準管理団体米Verraは1月23日、国連持続可能な開発目標(SDGs)に資するプロジェクトの新たな認証制度「Sustainable Development Verified Impact Standard(SD VISta)」を発表した。SDGsに関連するプロジェクトであれば、気候変動以外のものも申請できる。プロジェクトの品質を高め、投資や寄付を呼び込みたい考え。
Verraは、カーボンオフセットの任意基準「Verified Carbon Standard(VCS)」の管理団体。VCSは、2005年に、The Climate Group(TCG)、国際排出量取引協会(IETA)、WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)の3団体が設立。カーボンオフセット市場に流通するオフセット・プロジェクトの品質を保証するためVCSを立ち上げた。VCSは、2018年2月に団体名を「Verra」に変更していた。
SD VIStaでは、実施するプロジェクトが、地域社会の需要や要望に則したものかを審査するとともに、プロジェクトが地域社会や自然環境、生態系サービスに負のインパクトをもたらさないかも確認する。また、申請する場合には、「ベースライン」をシナリオを設定するとともに、定量的なインパクト見通しの提出も求められる。審査は、第三者評価機関が行う。
【参照ページ】Press Release: New Standard Will Drive Finance to the Most Impactful Sustainable Development Projects
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