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【アメリカ】EPA、シアン性動物駆除装置「M-44」の環境リスク評価業務を打ち切り。家畜保護優先

 米環境保護庁(EPA)のアンドリュー・ウィーラー長官は8月15日、家畜を野生動物から保護するために販売されているシアン性動物駆除装置「M-44」の使用禁止に関する審査を打ち切ると発表した。理由について、家畜保護が重要との見方を示した。

 M-44については、1940年代後半に投入され始めた装置。カプセル製の物質の中に動物シアン化ナトリウムを注入し、野生動物が噛むと毒が回る仕組みとなっている。EPAは1994年にシアン化ナトリウムを登録管理を強化するルールを導入した。しかし、2007年には、環境NGO等がM-44が生物に多くの危害を与えるとして、使用禁止を請願。EPAは環境の観点から、米農務省(USDA)は人体健康の観点から審議をしてきたが、使用禁止の必要はないという見解を出している。

 2017年には、米環境NGOの生物多様性センターが、M-44の使用禁止を求める請願を出したが、2018年にEPAは却下。さらにEPAは、M-44の安全性に関するM-44が一部の動物に悪影響を及ぼすとしたEPAの中間報告書を撤回することとし、中間報告書に基づき開始したM-44のリスク評価実務を打ち切ることとした。
 
【参照ページ】Statement by EPA Administrator Wheeler on M-44, Predator Control Devices

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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