IT世界大手米フェイスブックは12月12日、コンテンツの人権侵害に関する監督理事会(Oversight Board)を10月設置したことを明らかにした。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは2018年12月、同社が提供するサービスでの人権アクションをチェックするため、独立した「監督理事会」を設置すると表明した。SNS上でのヘイトスピーチと表現の自由の問題等、複雑な人権問題に対処するため、同社はコミュニティ基準等を社内で整備してきたが、事案毎の判断を社内組織ではなく独立機関で行うべきと考えたため。その後、人権専門家との協議、幅広い関係者からのパブリックコメントの募集。慎重に検討を重ね、9月に監督理事会の体制を公表していた。
監督理事会は、フェイスブックからの独立したガバナンスを働かせるため新法人として設置された。また、新法人をフェイスブックが直接出資すると独立性が担保できないため、…
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