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【ドイツ】ヘルムホルツ環境研究センター、プラ分解バクテリア特定。大規模利用には10年以上

 独研究所は3月27日、ポリウレタンのオリゴマーとモノマーを捕食する土壌バクテリアの抽出に成功したと発表した。同バクテリアは、汚れたプラスチックを捕食し、分解することが可能。ポリウレタンを分解するバクテリアの発見は初となる。

 今回の発表は、独ヘルムホルツ環境研究センターの研究者が学術誌「Frontiers in Microbiology」で発表したもの。プラスチックは分解される際に、発がん性の有毒物質を放出することがあり、ほとんどのバクテリアは死滅してしまう。同研究では、高温や酸性環境等の過酷な条件に耐え得ることで知られるシュードモナス属バクテリアの新株を特定。プラスチック分解時の有害物質に晒されても生き残ることができるという。同研究センターは、今回の研究結果が、リサイクル困難なポリウレタン製品の再利用に向けた進展となると言及した。

 従来の研究でも、ポリウレタンを捕食する菌類は発見されていたが、バクテリアのほうが実用化では適しているという。研究により同バクテリアの主要特性は解明された一方、大量のプラスチック処理で実用化できるようになるまでには10年程度要する可能性がある。発表した研究者らは、今回の発見が、プラスチック汚染の万能薬ではなく、リサイクル困難なプラスチック利用の削減や、すでに環境に排出されたプラスチックの削減への取り組みが重要となると飲み方を協調した。

【参照ページ】Toward Biorecycling: Isolation of a Soil Bacterium That Grows on a Polyurethane Oligomer and Monomer

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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