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【日本】武田薬品、医療アクセス支援団体を2つ追加で合計18億円寄付。新型コロナで国連にも25億円寄付

 武田薬品工業は6月11日、途上国における医療制度の強化と医療へのアクセス向上を目指すプログラムで、2020年度の支援先に、ミャンマーの新型コロナウイルス支援基金Access to Health Fundと、低・中所得国開発推進NGOのBridges to Developmentを追加したと発表した。同社は2016年以降、60カ国16プログラムを支援。総額123億円を拠出してきた。支援先は、同社全従業員の投票で決定している。

 Access to Health Fundには、5年間で11億円を拠出。ミャンマーのシャン州における地域医療センターの建設・改善を支援する。民族コミュニティに密着した医療機関(EHO/ECBHOs)を強化し、特に母子を対象とした質の高い医療サービスの提供を目指す。

 Bridges to Developmentには、3年間で6.8億円を拠出。パプアニューギニアとバヌアツの医療アクセス改善や、医療機関従事者の能力開発を通じ、リンパ系フィラリア症、フランベジア、ハンセン病、トラコーマ、土壌伝播寄生虫症の撲滅・抑制を目指す。

 武田薬品工業は、その他にも、ジョイセフ、プラン・インターナショナル、国連児童基金(UNICEF)と協働し、サハラ以南のアフリカと中東において、妊婦と母親、新生児、青少年約70万人を対象に、質の高い医療とサービス、教育を支援。さらに同機関に加え、シード・グローバル・ヘルスやワールド・ビジョンと協働し、アフリカと中東、南アジア15か国で、看護師や助産師、医師見習い、地域の医療従事者や栄養ボランティア等約6,000人を対象に、医療従事者向け研修も実施してきた。児童向けのはしかの予防接種も提供した。

 同社は5月13日にも、国連機関が主導する新型コロナウイルスへの対応に協力することを発表している。寄付先と寄附金額は、国連世界食糧計画(WFP)が展開する人道支援活動のロジスティクスの対応、長期的な公衆衛生サプライチェーンの強化と、脆弱な立場にいる人々が物資へアクセスできるよう国レベルのパンデミック対策の改善に15億円。国連人口基金(UNFPA)の合併症を抱えている母子を含む妊産婦および新生児が、質の高い医療へアクセスできるように5億円。国際原子力機関(IAEA)による新型コロナウイルス感染症の検査キットの提供を通じて、国立検査機関の技術及びオペレーションにおける診断能力の向上に5億円。

【参照ページ】グローバルCSRプログラムにおける2つの新たなパートナーを選定し、途上国での医療制度の強化と医療へのアクセス向上を支援
【参照ページ】私たちのバリューに基づいて:新型コロナウイルス感染症との闘いをグローバルに支援する

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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