金融世界大手11社は12月9日、事業運営と投資運用の中で生物多様性へのインパクトのプラスへの転換にコミットする宣言「生物多様性のためのファイナンス協定(Finance for Biodiversity Pledge;F4B)」に新たに署名した。
同協定は、国連開発計画(UNDP)等が運営する自然環境アクションプラットフォーム「Learning for Nature」が主催したオンラインイベント「Nature for Life Hub」の中で9月に発足し、26社が加盟。今回の新規加盟で合計37社となった。
【参考】【国際】金融大手26社、生物多様性のインパクト測定で協定発足。測定手法策定の動きも加速(2020年9月26日)
同協定は、銀行、保険会社、運用会社、アセットオーナーが署名対象となっている。
今回、新規加盟したのは、ABNアムロ、スコール、スウェドバンク・ロブル、フェデレーテッド・ハーミーズ、PKA、La Financière de l’Echiquier(LFDE)、DPAM、Change Finance PBC、Lombard Odier Investment Managers、OIP Trust、Rathbone Greenbank Investmentsの11社。
すでに加盟していたのは、アクサ、アリアンツ・フランス、エイゴン・オランダ、ASRネダーランド、ラボバンク、トリオドス銀行、仏預金供託金庫、HSBCグローバル・アセット・マネジメント、Robeco、Mirova、NNインベストメント・パートナーズ、J・サフラ・サラシン銀行等。日本の金融機関はゼロ。
同協定の署名機関は、2024年までに生物多様性に関するインパクト測定、目標設定、情報開示にコミットする。2021年春までに第3弾の新規加盟を募る。
【参照ページ】11 MORE FINANCIAL INSTITUTIONS SIGNED THE FINANCE FOR BIODIVERSITY PLEDGE
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