Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】WBCSD、「ビジョン2050:転換の時代」発表。9分野について2050年ロードマップ提示

 持続可能な発展を目指すグローバル企業団体WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)は3月25日、同団体として2019年から始動していた2050年までのビジョンの改定作業「Vision 2050 Refresh」を完了し、「Vision 2050: Time to Transform(転換の時代)」を発表した。策定には日本企業を含むグローバル企業40社が参画した。

【参考】【国際】WBCSD、2030年までのメガトレンドと潜在的なディスラプション提示(2020年5月25日)

 今回のビジョンの策定作業に参加した企業は、ネスレ、ユニリーバ、マイクロソフト、イケア(インター・イケア・グループ)、フォルクスワーゲン、BASF、DSM、バイエル、3M、シンジェンタ、アルセロール・ミタル、ロイヤル・ダッチ・シェル、ヴァーレ、ヘンケル、オーラム・インターナショナル、エンジー、ノボ・ノルディスク、ネステ、ヤラ・インターナショナル、ナチュラ、IFF、ジボダン、サンタンデール銀行、ラボバンク、PwC UK、ERM、EY等。日本企業では、トヨタ自動車、三菱商事、富士通、損害保険ジャパンの4社。

 今回定めたビジョンでは、まず「共有ビジョン」として「2050年までに、90億人が、プラネタリー・バウンダリー内で、健全に生活する」を掲げた。そのためのアクションとしては「ビジネス、経済、社会の迅速で大規模な変革が必要」と説いた。

 またマインドセットの転換では、「真の価値創造を称える資本主義の再発明、長期的なレジリエンスの構築、事業サステナビリティでのリジェネラティブ・アプローチの採用」の3つを位置付けた。総称して、「Reinvention, Resillience, Regeneration」の3Rを標榜した。

 その上で、同ビジョンは、「エネルギー」「輸送・モビリティ」「生活空間」「製品・素材」「金融商品・サービス」「コネクティビティ」「健康・ウェルビーイング」「水・衛生」「食品」の9つの分野について、2050年までの転換ロードマップを示した。また各々の分野について、2030年までの注目表も設定した。

【参照ページ】Time to Transform - Leading multinational companies set urgent action agenda for all people to live well, within planetary boundaries.
【参照ページ】VISION 2050 TIME TO TRANSFORM

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。